トランプ氏、ガザ停戦交渉に「イランが関与」 詳細言及せず

6月9日、トランプ米大統領(写真)は、イランがイスラエルとイスラム組織ハマス間の人質解放に向けた停戦交渉に関与していると述べた。同日、ワシントンで撮影 (2025年 ロイター/Evelyn Hockstein)
[ワシントン 9日 ロイター] - トランプ米大統領は9日、イランがイスラエルとイスラム組織ハマス間の人質解放に向けた停戦交渉に関与していると述べた。
「ガザは今、われわれとハマス、イスラエルの間で大規模な交渉の真っ最中で、イランも実際に関与している。ガザで何が起こるか見守ろう。われわれは人質を解放したい」と、ホワイトハウスのイベントで記者団に語った。
トランプ氏は詳細に言及しなかった。ホワイトハウスもイランの関与に関する詳細の問い合わせに応じなかった。ニューヨークの国連イラン代表部もコメント要請に応じていない。
米国はイスラエルとハマスの間で60日間の停戦を提案している。イスラエルは条件を順守する方針を示したが、ハマス側は今のところ、この提案を拒否している。
停戦案は最初の1週間で28人のイスラエル人の人質を生死を問わず解放すること、それと引き換えに1236人のパレスチナ人囚人の解放と180人のパレスチナ人の遺体引き渡しが盛り込まれている。
米国はイランと核合意に向けた協議を行っている。